デュララリ!! 裏・標的.12!! XANXUS達を中に入れ、何故来たのかを一通り聞くと新羅はセルティを見て口を開く。 「……セルティ」 『何だ、黙っていた事なら謝るが』 「それは別に良いよ。 問題は、何でこの人達が元から君を知っていたかだ」 新羅はそう言いながら、再びXANXUS達に目を向けた。 するとスクアーロが口を開く。 「俺達の仲間に、高値だが良い情報をくれる奴が居てなぁ。 そいつが言ってたんだ、日本(ジャッポーネ)の池袋ってとこに、セルティっつうデュラハンがいるってよぉ」 『……それを信じたのか』 「マーモンの情報は正しいからな」 XANXUSの口から『マーモン』と出た途端、新羅が目を見開いた。 直後、彼は口を開く。 「マーモンって、軽く都市伝説みたいに言われてる、裏社会最強の7人の?」 「何だ、知ってんじゃん。 じゃあ、王子達の事もわかるんじゃね?」 ベルがそう問うが新羅は『いいえ』と言った後、首を横に振って否定した。 それを聞いたベルは一瞬眉間にシワを寄せ、再び口を開く。 「ボンゴレファミリー独立暗殺部隊ヴァリアー、これでも知らねぇ?」 その名を聞いた途端、新羅の顔色が変わった。 彼は慌てた様子で口を開く。 「っ、ボンゴレなら話は別だ! 知ってるに決まってるでしょう? 裏のトップと言っても過言じゃないファミリーですよ。 もちろんヴァリアーの事もわかる……そうか、貴方達が」 [*前へ][次へ#] [戻る] |