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デュララリ!!
標的.15!!
 その後、ツナ達2人は結局正臣に着いて行く形となった。
しかしナンパと言えど話し掛ける事自体が目的らしく、女性たちに軽く流されている。
そんな相手を見ていた帝人だったが、途中で抜け出した。

「沢田、お前は一緒にいてくれるよな!?」
「え!? あ、その……」

ツナが口ごもっている間にも彼は離れていく。



 しばらくして帝人が辿り着いたのは60番通りだった。
あたりを歩く同じ制服の学生達を見ながら『まるでカラーギャングみたいだ』と独り言を呟く。



「何で、こんな事に……」



 途中で杏里を見かけた彼は、彼女がギャルらしき少女達に囲まれている所の近く。
手を伸ばせばすぐそこ、と言えなくもない距離にいた。
どうやって話しかけるか悩んでいたが、偶然を装えば問題ないだろうと考えて出ようとする。
そんな帝人の肩に置かれる、誰かの手。
振り返れば、そこにいたのは

折原臨也だった。

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