デュララリ!!
標的.11!!
「てめーら、さっさと帰れ。 こいつには関わらなくていい」
「――リナーシタ先生の言う通りだ。 さっさと」
「さっさと、帰っちゃうんだ?」
そう言った彼は既に向きを変えていたツナ達の目の前にいた。
相手はそのまま続ける。
「俺は折原臨也。 よろしく」
その名前を聞いて、帝人もツナもはっとした。
昨日、ツナの連れを探すついでに池袋を散策していた時。
正臣は2人に告げていたのだ。
一般人の中にいる、絶対に手を出してはいけない人物を5人。
そして
『関わってはいけない人物』として、折原臨也の名を。
しばらくして、リボーンの口調の変化に違和感を感じる帝人を含めた生徒達はどうにか彼の前から逃げる事ができた。
それを確認した後リボーンはゆっくりと口を開く。
「てめぇ、何のつもりだ。 こんな街中で絡んできやがって」
「やだなぁ、その扱いは酷くない? ――ま、まだ貴方の本名と偽名と、その偽名で教師をやり始めた事位しか分かってないから安心して――時間も無いしそろそろ行くよ」
そう言うと『奴が来ると面倒だ』と続け、人混みに消えて行った。
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