[携帯モード] [URL送信]

Subsequent Descent
6
 数日後、慶喜は並盛山の開けた場所で実戦型の特訓をしていた。

相手は潤弥だ。

昨日何故か慶喜の特訓に来ており、XECUSと何か話して帰ったと思った翌日がこれだ。
相手が彼だと知った時には大分驚いた慶喜だったが、緊張はあまりしなかった。

「さあ……始めようか、沢田慶喜」
「よろしくお願いします、鵙さん」

そう言った後、慶喜はリングの上から手袋を付けて死ぬ気丸を飲み込んだ。
修行中に自分で力を変えられるようになった為、今回は右手の甲に]、左手の甲にXとあるタイプだ。
彼のグローブに炎が灯ったのを確認すると潤弥は匣を取り出した。
開匣した後、彼はそのまま続ける。

「形態変化」

潤弥の声に答えるかのように、雲ハリネズミが形を変え始めた。
ただ、先日修羅達との戦闘で使用していた時と違ったのは、『アラウディの手錠』ではなく長ラン姿だった事だ。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!