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Subsequent Descent
6
「話は終わったかい? 学校に必要無い物は没収するよ」
「も、鵙さんっ!?」

 そう言って突然入ってきたのは、風紀委員長の鵙潤弥(もずじゅんや)であった。
しかし慶喜が驚いたのは彼が突然現れた事に対してのみではなかった。
潤弥が入ってきた途端、雲のリングの光が強くなったのである。

「……ワオ、さっき言ってたのはこれか……なら輪廻、炎は消した方が良いんじゃない……の!?」

溜めた後、彼は何処から出したのかもわからないトンファーを相手に向かって振り切った。
しかし輪廻はそれを軽々と避け、潤弥はそんな彼にもう片方のトンファーを振り下ろした。
まるで踊ってるかのような2人の対戦を見ながら、ふと今彼が口にした事を思い出す。

『炎は消した方が良いんじゃないの?』

何故知っているのだろうか。
何故霧の炎に動揺しないのだろうか。
ふと思い返せば、輪廻は先ほど『風紀委員に用事がありまして』と言っていた。

……まさか。

とある結論が出た慶喜は、勇気を出して2人のケンカを止めた。

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