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Subsequent Descent
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 それから更に数日後。
慶喜とその守護者勢は、リナーシタと共に紅蓮の指定した建物の前にいた。
至って素朴な、しかしとても広い3階建ての家である。

「ここに、その『紅蓮』って人と部下がいるんだよね? ヨシ」
「そのはずなんだけど……」
「――もしかして、紅蓮の言ってたお客様ですか?」

聞きなれない声に彼らは慌てて振り向いた。
そこにいたのは長い水色の髪の、おとなしい少女。
彼女は慶喜が頷くと微笑んで続ける。

「やっぱり。 初めまして、私はサフィニアと言います」

おしとやかそのものと言うべき話し方の彼女だが。


その姿は明らかに、真六弔花の雨――ブルーベルそのものだった。


 しばらくして中に入った慶喜達は、通された部屋に集まっていたメンバーの顔を見て更に驚く。

「……ほとんどそのままではないか」
「何がそのままなのかな? 行人君」

思わず行人の発した呟きに紅蓮がそう問いかけた。
相手が言葉に詰まる様子を見て取ると、彼は更に続ける。

「大丈夫だよ、皆知ってるから」
「――あ、こいつら誰かに似てると思ったらボンゴレ10代目ファミリーか! そうっすよね? 紅蓮さん」
「大正解だけど、一度落ち着こうか? ツバキ」

『へーい』と返したツバキは、その黒に近い赤髪を弄り始めた。
少しつまらなそうに曲げられた口の口元には無精髭。

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あきゅろす。
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