Subsequent Descent
8
その後しばらく不毛な会話を続けていた4人だったが、突然紅蓮が『自分の仲間に会うつもりはないか』と提案する。
慶喜と潤弥が悩む中、リナーシタは口を開く。
「会ってみんのもありかもな。 こいつらが何か得られるかもしんねぇ」
「っ！」
彼の返答を聞いた2人は思わず驚き、紅蓮は愉快そうに笑う。
「ならよかった。 ……あ、今僕たちは裏じゃなくて表で生きてるから、あんまり騒ぎにしたくないんだけど」
「何も問題ねーぞ。 別にいいだろ？ ヨシ、鵙」
リナーシタに問いかけられれば2人はうなずいた。
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