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Subsequent Descent
7
「これが、俺の新しいリング……」
「じゃのう。 以前の姿は10代目達が取り戻した初代の際の物じゃが、やはりそのリングの方が似合っとる」

そう言ってタルボは愉快そうに笑った。
彼の隣に立つ紅蓮も、ホッとしたかのような顔である。
慶喜はそんな2人を見てにっこりと笑った。

しばらくして、彼は並盛山の中に戻っていた。
潤弥とリナーシタはまだそこにいて、慶喜が近づくと『やっとか』と言いたげな顔。

「遅いよ」
「……だな。 で、ヨシ」
「な、何ですか?」
「後ろにいるピンクの髪は誰だ」

言われた彼が振り返ると、そこにいたのは先ほど別れたはずの青年。

「あはは、気づいてるんじゃないの? リナーシタさん……いや、晴れのアルコバレーノ・リボーンと、雲雀ちゃん♪」
「当てはまらないよ、その呼び方。 僕は雲雀恭弥じゃない、鵙潤弥だ」
「……雰囲気が近いとは思ったが、本人かーー白蘭」

リナーシタに言われると、紅蓮は『せいかーい♪』と笑った。

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あきゅろす。
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