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Subsequent Descent
4
 自分が何を持ってきているかは知らないはずの彼に言われ、慶喜は思わず息を呑んだ。
疑問に思いつつも彼は自分のクラス――2-Aに向かう。
少ししてクラスに戻った慶喜は自らの席に急ぎ、かばんの中から箱を取り出した。
振り向くと輪廻が既におり、慶喜は驚きからか思わず手に入っていた力を抜いてしまった。
彼が慌てて掴み直し、立ち上がって箱を机に置いた途端に輪廻はそれを開ける。

「あれ、光ってる?」
「やはり、リングに眠る歴代守護者の意志と共鳴しましたか」

『共鳴』と聞いても何の事かわからず首を傾げる慶喜を尻目に、彼は霧のリングを手にとった。

「共鳴しているのは、大空と霧が1つ……雲もですか。 やはり、もう1つの霧はまだ目覚めていないか」
「何の事、ですか?」

慶喜が尋ねた直後に輪廻は霧のリングを右手中指に嵌め、拳を握りしめた。
彼がそうした途端――

「まだ気づきませんか。 ボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)!」

――大量の霧の炎がリングから溢れ出した。

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あきゅろす。
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