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Subsequent Descent
5
 慶喜が思わず驚けばリアンはニッコリ笑って口を開く。

「やっと気づいたねー。 遅いよ、ツナ」
「そ、その呼び方は綱吉さんのだし、俺は慶喜だからツナのツの字も無いよ?」

彼がそう答えれば、相手は『あ』と口にした後に苦笑い。
どうやら今気づいたようだ。

「ち、ちょっと間違えただけじゃん! じゃあ何て呼べば良いの?」
「え、あ……ヨシ、とか?」
「わかった!」

そう答えると、彼はなぜか慶喜に手を伸ばしてきた。
一瞬戸惑った彼だったがすぐにハッとして『後でついて来て』と言った後、ヴァリアーの面々のもとへと向かう。

「XECUSさん。 家で言っていた『見極める』って、どういう意味だったんですか?」
「多分てめぇの予想通りだろうな。 俺達も、ローザのやり方には疑問しかねぇ」

やはり『手を貸す』という言葉の意味は『14代目を倒す為に』という事だった。
納得した慶喜は気になっていた事を尋ねる。

「それと、何で14代目を名前で?」

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あきゅろす。
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