Subsequent Descent
6
「……あれ」
この間とグローブの形が若干違うのに、慶喜は今気がついた。
噴射口のような物が付いている。
「これは」
『……同じボンゴレギアか。 やっぱり俺の生まれ変わりなんだな――グローブは銀色だが』
綱吉がそう言った直後。
「ダメヨシ! それだけじゃあ戦えねぇぞ!」
リナーシタの叫ぶ声が聞こえ、慶喜は振り向く。
どうやらまた何か投げられたらしく硬い物が頭に直撃。
彼は痛いのを我慢しながら炎をグローブから消し、落ちた箱を慌てて拾う。
中を見るとヘッドフォンとコンタクトレンズが入っていた。
『早く着けろ。 鼎は山本の力を借りて、どうにか時間を稼いでるだけだからな』
「は、はい!」
綱吉に言われると慶喜は慌ててヘッドフォンを着け、コンタクトを入れる。
『こう言え、――だ』
「……『オペレーションXX』」
『了解シマシタ、ボス。 XX(ダブルイクス)、発射シークエンスヲ開始シマス』
彼がそう口にした直後、機械から女性の物らしき声がした。
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