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Subsequent Descent
2
 それを一瞥した後、スクアーロの生まれ変わりだと判明した銀髪の男がゆっくりと口を開く。

「俺は雨の守護者、シャルルだ。 よろしくしてやっても良い」
「作戦隊長、上からっすねー……ま、いっかー。 あ、俺は霧の守護者のソーニョな」
「ボス、私も言った方が良いかな?」

ソーニョの自己紹介の直後。
聞き慣れない女の声が背後から聞こえ、慶喜と鼎は勢いよく振り返る。
しかしそこには誰もいない。
若干怖くなったその時、XECUSの声が彼らの耳に届いた。

「……そうだな。 とりあえず、まずは自分だけにかけてやがる幻術を解け」

直後、慶喜達の目の前の空間が揺らぐ。
少しずつ黒く染まり、最終的にはフードを被った1人の女性が現れた。
胸元には、藍色のおしゃぶり。

「初めまして、霧のアルコバレーノのクオーレだよ」
「……マーモンさん?」
「正解。 さすがボンゴレの血(ブラッド・オブ・ボンゴレ)……じゃなくても気づくか」

そう言うと、クオーレは愉快そうに笑った。

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あきゅろす。
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