Subsequent Descent
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「……あの、話をしていて困ったので、名前を教えてもらえませんか?」
その後彼らはしばらく会話を続けていたが、名前がわからず尋ねづらかった為か慶喜がそう言った。
彼の言葉を聞き、ボスと呼ばれていた男が口を開く。
「俺はXECUS(ゼクス)だ」
その名をメモをし終えた慶喜が顔を上げると、ルーナが口を開く。
「んじゃ姫も、詳しくはまだだからやるー」
そう言って少し間を開けてから、彼女は続けた。
「ボンゴレファミリー独立暗殺部隊ヴァリアー所属、嵐の守護者のルーナよ。 よろしく♪」
「次はあたしね! 同じくヴァリアー所属、晴れの守護者のラファエルよー♪」
奇抜な装いの男、もといラファエルはルーナに続いてそんなノリで言った。
面影が残っているな、と慶喜が思っていると、先ほどまで銀髪の彼に睨まれていた黒髪の男が口を開く。
「――雷の守護者・ジェローソだ」
彼はそれだけ告げると、そのまま集団の後ろの方に移動した。
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