[携帯モード] [URL送信]

Subsequent Descent
1
「……あの、話をしていて困ったので、名前を教えてもらえませんか?」

 その後彼らはしばらく会話を続けていたが、名前がわからず尋ねづらかった為か慶喜がそう言った。
彼の言葉を聞き、ボスと呼ばれていた男が口を開く。

「俺はXECUS(ゼクス)だ」

その名をメモをし終えた慶喜が顔を上げると、ルーナが口を開く。

「んじゃ姫も、詳しくはまだだからやるー」

そう言って少し間を開けてから、彼女は続けた。

「ボンゴレファミリー独立暗殺部隊ヴァリアー所属、嵐の守護者のルーナよ。 よろしく♪」
「次はあたしね! 同じくヴァリアー所属、晴れの守護者のラファエルよー♪」

奇抜な装いの男、もといラファエルはルーナに続いてそんなノリで言った。
面影が残っているな、と慶喜が思っていると、先ほどまで銀髪の彼に睨まれていた黒髪の男が口を開く。

「――雷の守護者・ジェローソだ」

彼はそれだけ告げると、そのまま集団の後ろの方に移動した。

[次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!