Subsequent Descent 2 「ついにバレましたか……あぁ、そうだ。 慶喜君、彼には渡さなくて良いんですか? もう確信してるんでしょう?」 「あっ!」 輪廻に言われてようやく気がついた慶喜は、慌ててかばんからボンゴレリングの入った箱を取り出す。 蓋を開けると、この間より嵐のボンゴレリングの光が増していた。 それを寿也に手渡した途端に変化が起きる。 辺りの音が、消えた。 「っ!」 「え? な、何が起きてるの!?」 慶喜が慌てた様子で言った直後、寿也の持つリングから嵐、彼が首から下げているリングから大空の炎がそれぞれ溢れ出す。 『落ち着いて慶喜君、害はないから。 守護者以外の時が一時的に止まってるだけだよ』 『十代目! わざわざ来ていただかなくても平気だったのに……』 しばらくして現れたのは綱吉と、その嵐の守護者・獄寺隼人だった。 [*前へ] [戻る] |