大空を守護する者達
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「そういえば、見間違いだと思って言わなかったんだけど」
そう言い出したのは、キッチンから紅茶を持って現れたルッスーリアだ。
彼は初めにXANXUS、それからツナの前に一つずつ置くと、残りは自分で取れとばかりにテーブルの中心にトレーごと置いてから続ける。
「廊下で見たわ、嵐のアルコバレーノの彼」
「何ぃ!?」
「だって他人の空似だと思ったんだもの」
「それならこっちもよ!」
そんな声が聞こえたのは、窓のある方から。
部屋にいたXANXUS以外の面々がそちらを向くと、炎で浮いているブルーベルが目に入った。
「玄関から入ってきなよ、ブルーベル……」
「何で!? ここまで来たんだから窓開けてくれたっていいじゃない!」
そんな会話がしばらくツナとブルーベルの間で繰り広げられたが、最終的にツナが折れ、彼女は窓から入室した。
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