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大空を守護する者達
U 解決
「おい、情報だぁ!」

 そう言いながらスクアーロが入ったのは、ヴァリアー本部の談話室だった。
飛んできたグラスが頭に直撃し、彼は勢いよく倒れる。

「――るせぇ」
「ち、ちょっと、XANXUS!? 情報を告げようと急いで来てくれたのにそれはないよ!」
「平気だぁ……」

自分をかばうツナにそう言うとスクアーロは額を押さえたまま立ち上がった。
彼はポケットに手を突っ込み、そのまま続ける。

「このアジトに侵入したらしい奴の正体だぁ」

そう言ってスクアーロが突き出したのは、監視カメラの映像を撮ったらしい携帯の画面だった。
映っているのは長めの黒髪を編んでまとめている、見慣れた青年。
それを見たツナは唖然と言った様子で口を開く。

「風さん!?」
「あぁ゙、時間帯的にな。 俺も初めは目を疑ったぞぉ」

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