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大空を守護する者達
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「同じ時間、だと?」

 リボーンが首を捻ると、スカルは慌てたように頷いた。
彼はその勢いのまま続ける。

「らしいんだよ、リボーン! ――先輩」

ため口で話した上に一度相手を呼び捨てにしたスカルだったが、睨みつけられると慌てて敬称を付けた。
そんな彼を見て風が口を開く。

「ふむ、つまりは複数犯ですか」
「みたいだね……ったく、検討がつかないよ」

彼に続いて、マーモンもその口を開いた。
しかし何処かいらついた様子である。
何故なら彼にとって時間は金の次に重要で、一時も無駄にしたくないからだ。
そんな2人にコロネロが話しかける。

「なら、今回はこれでお開きにするか?」
「そうだな、まずはもっと情報を集めないと話にならない」

リボーンが賛同すると他のメンバーも頷いた。
少しして各々帰っていく中、彼はふと口を開く。

「そういや、今日はユニがいなかったな?」
「あぁ、体調不良だそうですよ? リボーン」

教えた風にリボーンが礼を告げると、言われた本人は照れ臭そうに笑った。

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あきゅろす。
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