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大空を守護する者達
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「おや、同じ物がもう一台」
「誰が作ったのかしらねぇ」
「関係者だろうね。 正ちゃんは無いだろうけど、スパナとか……メカニックの人達に当たってみたら早いかも」

 白蘭がそう言うと、スクアーロが部屋を飛び出していった。
大方ヴァリアーのメカニック達がいる場所に向かったのだろう。

「あいつらが幹部を困らせる事などするわけが無いだろう」
「そうよねぇ、レヴィ」
「やっぱ鮫並なんですかねー」

フランはそう毒吐いて苦笑した。



――――――――――



「うちは今、モスカのバージョンアップ版を作ってるんだ。 そんな物を作ってる暇は無い」

 時が経ち、翌日のボンゴレファミリー日本支部の研究室。
わざわざやって来た白蘭と桔梗の2人に、尋ねられたスパナはそう答えた。
その場にいた入江も彼の答えに同意する。

「なるほど。 ま、スパナや正ちゃんがこんな物作るわけないよね」
「分かってたんですか、白蘭サン」
「仕方ないでしょう? 確証がなかったのですよ……後はジャンニーニさんとヴェルデさんですね、白蘭様」

桔梗の確認に彼は頷くと苦笑した。
白蘭はそのまま口を開く。



「ありうるのは、後者かな」



――――――――――



 その頃、アルコバレーノの面々がとある場所で顔を合わせていた。

「話は聞いてんな?」
「もちろん。 ベルとジルが入れ代わったって奴だろ?」

マーモンがそう問い返すと、リボーンは小さく頷いた。

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あきゅろす。
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