大空を守護する者達 W 限りなく簡単な勝利方法 その後は早かった。 超死ぬ気モードになりVGを使用したツナと、VGを具現させた骸。 武器を構えた炎真にジュリー、そしてフィエラ。 ウェルキン達は必死になって戦うがそこは歴史の差か、はたまた単なる個人の能力の差か。 ボンゴレ・シモン・ルーナのボスが揃っているツナ達の方が明らかに有利だった。 明人は有幻覚を使うもツナに超直感で見切られ、彼の背後を狙った無言での攻撃も何ら意味を成さず。 数十分も経たないうちに、ツナ達の勝利で幕を閉じたかに見えた。 「待ちなさい、ボンゴレ]世……」 「まだ何か? まさか、まだ負けてないとでも?」 「そうですよ。 我々にはもう1人、守護者がいる!」 「属性は? 何なんですか?」 「……属性は、無い。 リングが無いのではなく、属性を持たない守護者です」 ウェルキンのその言葉の直後、扉が開いた。 「すみません、遅れました」 「遅いですよ……」 相手の顔を見て、骸は彼に近づいた。 近づかれた少年は目を見開く。 [*前へ][次へ#] [戻る] |