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大空を守護する者達
V
『僕も加勢しますよ』
「ありがとう、骸」

 そう言うとツナは扉を蹴り飛ばし、その音で気づいたのか中の面々が彼を見る。

「初めまして、ステッラファミリーの皆さん」
「っ! ぼ、ボンゴレ]世(デーチモ)!?」

中にいた幹部達が慌てて構えた、ちょうどその時。
彼等の間に見慣れた黒い空間が現れた。

「よ、夜の炎!?」
『少しは落ち着きなさい。 来るのは貴方のご友人だ』
「――は?」

ツナが首を捻った直後3人の人物が炎の中から現れた。
ウェルキン達が驚く中、彼は嬉しそうに口を開く。

「炎真君にジュリーさん、フィエラ君も!」
「ごめん。 こっちからメンバー貸せなかった上に遅くなっちゃって」

炎真がそう言いながら立ち上がるとツナは慌てて首を横に振った。
その時骸が口を開く。

『その炎はバミューダに?』
「おう、沢田の一大事っつったらな」

そう言ってジュリーは愉快そうに笑った。
彼等の会話を聞いていたのかウェルキンが口を開く。

「何故、シモンが夜の炎を? まさか、本当に復讐者と繋がりが」
「ありますよ」

フィエラがそう言うと、相手は彼を見て目を見開いた。

「――何故貴方がここに?」
「忘れていらっしゃるようですが、ルーナはボンゴレの同盟です。 来ない方がおかしいでしょう?」

その時の彼は、明らかに呆れ顔だった。

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