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大空を守護する者達
V
「っ! あんた、ただの女部下じゃなさそうだね」
「褒め言葉として受け取っておきます」
「幹部とボスは何処ですか、教えなさい」

 ツナがそっけなく返答した後にオレガノが尋ねると、エリダは苦笑した。

「――あんた」
「何です?」
「ボンゴレ門外顧問CEDEFのオレガノでしょ? 何回か見かけた事がある」
「人違いです」

彼女がそう言い切ると相手は諦めたように笑い、口を開く。

「――そうみたい。 仕方ないしボス達の居場所を教えるよ。 ここを出て右、ずっと進んだ先の談話室さ」
「本当ですか?」

尋ねると勢いよくエリダが頷いた為、ツナは仕方なく彼女から離れるとすぐさま廊下に飛び出した。
右に曲がり直進すれば、『談話室』と書かれた札がかかっている扉。
その内側から騒ぎ声が聞こえたのでツナは持ってきた通信機を使い、骸に小声で連絡する。
少しすれば有幻覚で相手が現れた。

『何ですか? ボンゴレ』
「今から突入するんだけど、幻覚ってVGを使ったら解ける?」
『解けませんが武器でバレますよ』
「じゃあ解いてもらえないかな」
『わかりました』

そんな短い会話の直後、彼の姿は普段通りに戻った。

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