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大空を守護する者達
V 監禁
 次に気づいた時、ツナは既に知らない場所にいた。
先程ウェルキンが呼んでいた人物によって、ここに送られたのだろう。
つまりここは、ステッラファミリーのアジト。
彼や他のメンバーは手足のみが縄で縛られていた。

「沢田」

近くにいたラルが小声で話し掛けてきた為、ツナは慌ててそちらに向き直り彼女と同様に小声で口を開く。

「何? ラル」
「どうやらここには俺達ボンゴレ以外もいるようだな」
「――だね。 どうやって助ける?」

そこからは早かった。
会話にオレガノや奇襲班の女性達も加わり、大体の内容が決まる。
簡単に解く事が出来るので縄はそのままにするようだ。
しばらくしてツナが唯一のドアに向き直り、口を開く。

「すみませーん!」

大きな声で話し掛けると、鍵が開く音。
少ししてゆっくりと扉が開き、エリダが入ってきた。

「何? 僕、炎を使い続けてるから疲れてるんだけどー」
「――お手洗いに行きたいんですが」
「そういう事、なら仕方ないね。 ほどくから待って」

そう言って彼女が中に入ってきた直後、ツナは縄を自力であっさりとほどくとエリダを組み伏せた。

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あきゅろす。
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