大空を守護する者達 T しばらくして骸と白蘭が共に応接間に入ると、ツナ以外にもう1人見慣れた人物がいた。 「おせぇぞ、ドカス共」 「おや、余分に気配がするかと思えば」 「XANXUS君も来たんだねぇ」 「俺から来たんじゃねぇ」 XANXUSはそう言って、骸達から視線を逸らす。 ツナが苦笑するのを見て『なるほど、強制召集か』と納得した骸は口を開いた。 「ボンゴレ、僕は自室に戻りますよ」 「あぁ、わざわざごめんね」 ツナの言葉を聞いた後、骸は応接間を出る。 白蘭が空いているソファーに座るとついに会談が始まった。 すると突然、ツナが白蘭を見据えて口を開く。 「何でわざわざ、俺達のアジトで会談なんですか? ミルフィオーレのアジトでも良いでしょうに」 「簡単に言えば、メローネ基地が今改修中だからなんだよねー。 イタリアまでわざわざ来る気はあった?」 「無いですね」 ツナが即答すれば、白蘭は『やっぱり』と言って笑い、続ける。 [*前へ][次へ#] [戻る] |