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大空を守護する者達
U その二
 居間を出てしばらく歩くと、ジュリーは紅葉の部屋の前にたどり着いた。
向かいが彼の部屋だったりするが今は関係ない。
若干いらついていた彼は、相手の部屋の扉を勢いよく開けた。
ものすごい音がして壁に当たった扉が少し跳ね返って来るが紅葉が起きた気配は無い。

「やっぱな」

そう呟くとジュリーは彼にゆっくりと近づき、手に何かを創造した。
よく見ればフライパンとお玉である。
彼はちゃっかり耳栓をし、幻術で防音した後お玉をフライパンに勢いよくたたき付けた。

「っ! な、何の騒ぎだ!?」

ぐっすりと眠っていた紅葉もこれにはさすがに耐え兼ねたようで勢いよく飛び起きる。

「おはよう、おバカ様」

ジュリーがニヤリと笑ってそう言うと、サイドテーブルからメガネを取った所だった彼は慌ててかけて相手を睨みつける。

「結局その呼び方をからかいに使うな、と何度言えばわかるんだお前は!?」
「だってからかい甲斐があんだもん、お前」

彼はそう言うと開いている扉から部屋を飛び出した。



――――



その二は全体的にギャグ風味です。
犬猿の仲の気がしたのでこんなお話。

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あきゅろす。
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