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大空を守護する者達
U・仲の悪かったコンビ その一・ボンゴレ霧と雲
「小動物が呼んでるよ、南国果実」

 そう言いながら骸の部屋に入ってきたのは雲雀だった。
若干顔を引き攣らせた骸は、すぐに表情を戻してから彼の方を向くと、ゆっくりと口を開く。

「――ほう、わざわざ僕をですか。 クロームには荷が重い事でも?」
「馬鹿な奴がサプライズで来るから、ここを隠して失敗させろ、だって」

サラリと言われれば、骸は『おやおや』と口にした後、肩を竦めた。
そんな事が出来るのは余裕な証拠である。

「で、その『馬鹿な奴』と言うのは?」

問われた雲雀は興味なさそうな顔で相手を見た。
一瞬嫌そうな顔になった後、口を開く。

「あの白髪だよ。 いつもいつの間にか中にいるから、小動物も困ってるらしくてね」

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