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優男がスレるまで
9
「ランボは今ここにいないし、まだ10歳にもなってないから許容範囲。 クロームはすごくいい子」
「……あ、ありがと、ボス」

 クロームに礼を言われたツナは『良いんだ』と笑顔で返した。
そんな彼を見て、ずっと黙っていた骸が口を開く。

「貴方も苦労してますねぇ、ボンゴレ」
「……は?」

彼の言葉に反応して、ツナは笑顔のまま振り向いた。
しかしその目は笑っていない。

「何他人事みたいな顔してんの? 一番の問題児はお前と雲雀さんだよ?」
「僕を問題児呼ばわりかい? 小動物」
「ええ、呼ばせていただきます。 後――俺は小動物じゃない人間の沢田綱吉だ」

後半部分を一息で言い切ると深呼吸するツナ。
そんな相手を見て、雲雀は珍しく固まっていた。

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