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優男がスレるまで
4
『や、やめたい!?』
「大丈夫ですよプリーモ。 ボスになるのをってわけじゃありません。 こんな役回りになるのをって話です」

 ツナが説明すれば、すぐに落ち着いた様子を見せるプリーモ。
彼は自分と同じ琥珀色の瞳をじっと見たかと思えば、子孫が密かに抱えている悩みに気づいて声をかける。

『……力の抑制か』
「っ! な、何で」
『私もかつて困った事がある』

『それによるストレスもあるのだろう?』と尋ねられれば、小さく頷くツナ。

「――ボンゴレギアになってからです」
『ふむ。 単にアニマルリングと合わせたからならば良いんだが……ギアになった理由が主だな』
「やっぱり、エンマ達との戦いが?」
『ああ。 あの時、自らの誇りに気づいただろう? あれがお前の覚悟をより強固にし、力を与えた』

理由を聞くと、少しばかり納得がいったのか。
ツナの顔から焦りが消えた。

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あきゅろす。
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