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その声は霧散する
2
「……」

 赤い血の花が咲く部屋。
周りに倒れている、他の守護者達の部下。
彼らは、いつ気づくだろうか。
これを見て、ようやく気づくのだろうか。

私がもう、以前の私ではないと。


 エレナを失った、あの時。

その原因は我らが『大空』にあると思った。
周りの『嵐』や『晴れ』は、彼に従っていたが……それではダメだと何故わからないのだろうか。

彼女は、弱者を守るボンゴレを、と言った。
弱者を守るには、力がなければならない。
武力を減らしては、守れないではないか。
簡単な話なのに、何故。

何故誰もわからない?

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あきゅろす。
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