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「おい、あのいかつい男……」
「手配書そっくりよ!」
「でもあれによると、周りにいるのは全員男らしいからな……」

 路地から出た途端、そんなひそひそ声が耳に届いた。
……いらっとしたけど、どうにか我慢。
しばらく歩いて宿屋を見つけた俺らは、そこの頭と話し合って長期滞在を認めてもらった。


 その日の、夜。
俺らは話し合いをしていた。

「まず決めるべきは、これからここでどう過ごすか、だなぁ」
「ルッスーリアがあの貴族に名乗っちゃったし、ヴァリアーとしては動けねーよな」

スクアーロの言葉に俺がそう返したら、ルッスーリアが、気まずそーな顔をした。
ししっ、おっもしれー。

「この姿で新しい仕事でもしますかー?」
「一番早いのはそれだろうな」
「……てめぇら、うるせぇぞ。 他の部屋でやれ」

レヴィがカエルに賛成した直後、ボスがブチ切れ寸前の声でそう言った。
俺らは慌てて移動。
とりあえず、『ギルドに登録しよう』って話になった。

少しだけ楽しみかもな。

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あきゅろす。
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