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あなたを想う
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「ああ、わかった。じゃあ暮羽明日からここに来てくれ」

「はい。一磨先輩明日からよろしくお願いします」

「ああ」

 暮羽達は失礼しましたと礼をしながら生徒会室から出て行った。俺は、小さく溜め息を付いて少し気合を入れてから目の前にある大量の書類に手を掛けようを手を伸ばしたが、そういえばこの部屋にはもう一人残っていたのを思い出した

「おい、狭山。」

「んあ?なんだ?」

 狭山は、のんびりと食後のコーヒーを啜りながら俺の方を向いてきた。

「なんだ?じゃねえぞ、てめぇ、何俺の許可なく勝手に生徒会長補佐を決めてやがる」

「あ?生徒会長補佐いれば助かるだろうが、なんだ納屋じゃあご不満か?」

「暮羽で不満なんてあるわけねぇだろうが、てめぇが勝手に決めたのが気に食わねぇ」

「はっ、別に生徒会に迷惑かけてないだろうが、むしろ助かってるじゃねえか。それに榊、お前にしてはめずらしく納屋に名前で呼ばせてるってことは、気に入ったってことだろ?いいじゃねえか、だが納屋に手出すんじゃねぇぞ、このやりチン生徒会長が!」

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