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素直なアマノジャク【連載中】
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『あおいそら』がそのまま素直に謝ってくれれば、すぐに話は済んだはずだったのに。
すぐに問題は解決して、もう二度と関わることもなかったはずなのに。




あたしの言葉を聞いた『あおいそら』は眉を垂らして、


「…そんなに迷惑だった?」

子犬のような目であたしを見つめた。



かわいい顔に潤んだ瞳。
そんな目で見つめられると、あたしの方が悪いことしてるみたいな気になってくる…。





「め…迷惑っていうか!あたし、あんたのせいでバイトクビになっちゃうんだけど!」


罪悪感に苛まれないようにと出来るだけ目を見ないように捲くし立てると、




「あ、それなら大丈夫。」

「…は?」


『あおいそら』は守ってあげたくなるような表情をパッとかわいい笑顔に変え、自信満々にそう言った。




「ちいちゃんは悪くないから大丈夫。」

「…大丈夫って…、」

「うん。大丈夫。」

「でも、あたし客に対して、」

「その『客』のオレが店長に「なんでもない」って言ってるのにクビには出来ないでしょ?」

「……。」

「ね?」




笑顔でそう押し切られ、





「でも、そろそろバイトもどらないとマズいかも。」


『あおいそら』に連れられてお店に戻ったあたしは、








「星野さん、何してんの!早く4番テーブルにこれ運んで〜!」

『あおいそら』の言った通り、何事もなかったかのように指示を出す店長の姿を見てホッと胸を撫で下ろした。



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あきゅろす。
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