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あたし限定ホストクラブ3


「え…?」


スグルがあたしを呼ばないってどういう意味…?

またあたしにあることないこと言って混乱させようとしてるの?
それとも、本当に…。




「スグルとナガレのクラス、この廊下真っ直ぐいったとこの3−2だから。」


3階まで上ったところで、サヤカが言った。


「じゃあ、あたしは別のとこいくから。」

「うん。ありがとう、サヤカさん。」



手を振って別方向の廊下へ歩いていくサカヤには、やはり以前のような敵意も悪意も感じられない。





――『スグルは絶対あんたのこと誘わないと思ってた。』




これは、あたしに対するイヤミじゃなく本心?
スグルは言い忘れたわけじゃなく、はじめからあたしを文化祭に誘うつもりがなかったってこと?

『思ってた』ってことは、たぶんスグルがサヤカに直接そう言ったわけじゃないはず。



だとしたら、なんでサヤカはそう思ってたの?

スグルがあたしを文化祭に誘わない理由って何…?



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あきゅろす。
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