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あたし限定ホストクラブ3


「スグルのクラスさがしてんの?」


久しぶりに見たサヤカは相変わらずニコニコしているわけではないけれど、以前のような敵意もなさそうに見える。



「…思ったより人多くて、見つけられなくて…。」

あたしは、スグルから文化祭に誘われてないんだってことをサヤカに知られなくなくて何となく言い訳をした。

けど、サヤカは特に気にした様子もなく、


「ふ〜ん。連れてったげよっか?」

「え?いいの?!」

「………まぁ、別に。ヒマだし。」


バツが悪そうに目を反らして小声で呟いた。



ずっとスグルのことが好きだったサヤカはスグルの彼女になったあたしのことを快く思っていなかったため、サヤカからあることないこと吹き込まれたあたしは精神的に揺さぶられた。
何度サヤカの言葉に泣いたかわからないし、サヤカの顔を見ると何か言われるんじゃないかと身構えてしまうくらいトラウマになっている。

でも、目の前のサヤカはそのときのような敵意は全く感じられなかった。
前みたいな睨まれてるような感覚もなく、むしろ何となく申し訳なさを感じる。



「ナガレも同じクラスだし一緒にくれば。」

「ありがとう。サヤカさん。」



スグルたちのクラスは外の模擬店ではなく校内らしく、玄関に置いてあるスリッパを履いて校内に入る。



「でも、意外…。」

「何が??」


サヤカがポツンと漏らした一言が気になって、反射的に聞き返すと、


「スグルは絶対あんたを呼ばないと思ってた。」



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あきゅろす。
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