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あたし限定ホストクラブ3


南高に行くのは初めてだった。
大きくて清潔感のある学校という印象。


たこ焼き、わたあめ、からあげなど、様々な屋台。
呼び込みの声。
笑い声。

校外からの参加者も多いようで、学校の敷地内はたくさんの人で溢れかえっていた。


進学校にも関わらず自由度の高い南高は、スグルのような栗色の髪も目立たない。




「すごい人だね。」

「うん。思った以上にすごい人。」

「どうしよう。すぐ見つけられると思ってたんだけど…よく考えたらスグルが何組かもわかんない。」

「誰かに聞く?」

「でも…、」


そのとき。


「あれ?きたんだぁ?」


久しぶりに聞いた、甘ったるい声。




「…サヤカさん。」



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