あたし限定ホストクラブ2【120ページ完結】
待ち受け画面
冬休みが終わり、新学期。
なんと!!
ミチルの携帯電話の待ち受け画面が、ナガレくんの写真になっていた!
これは、あたしも待ち受け画面をスグルにするしかない…!!!
「ねぇねぇ。」
「うん?」
スグルのベッドの上に並んで座って雑談中、あたしが呼び掛けると、スグルは優しく微笑んで。
あたしはワクワクしながらスグルに言ってみる。
「スグルの写真撮ってもいい!?」
「俺の写真??」
予想外の要求だったらしく、スグルはちょっと驚いたようにあたしに聞き返し、
「うん。ミチルの携帯の待ち受けがナガレくんでね…、」
「あぁ…。」
あたしがモジモジと説明していると、不思議そうにあたしを見ていたスグルは納得したようにクスッと笑って、
「俺でよければ。」
優しい笑顔をあたしに向けてくれた。
そんな顔見せられたら、あたしはドキドキするしかなくなっちゃって。
あたしのすぐ隣に座ってるスグルに触れたくなっちゃって。
スグルをじっと見つめてたら、
「今撮るの?」
ってスグルが優しくあたしの頭をなでてくれるから、あたしは胸がキュンってなって。
すぐにでもスグルの写真がほしいあたしが、小さく頷くと、
「どーぞ。」
スグルはちょっと恥ずかしそうに笑った。
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