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ノンシュガーバレンタイン【12ページ完結】
席替え


しかし隣の席の『運命』だの『赤い糸』だのは、そこで切れていたらしく…、





3学期の席替えでは、シンイチとあたしの席は教室の端と端に離れてしまった。









もう、授業中にメモの投げ合いすることも、シンイチの寝顔を真横で見れることもない。





それでも、

あたしの目は、休み時間も、放課後も、無意識にシンイチを追っていた。

いつもいつも、気が付くとあたしはシンイチを見てた。






そして。

『この気持ちをシンイチに伝えたい。』



そう思った。




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