[携帯モード] [URL送信]

あたホス短編集
愛とテク


理性で衝動を押さえ込むオレの邪魔をするかのような、


「…ナガレさんは、もっと上手な人としたいって思わない…?」


ミチルのかわいい問いかけに、




「テクだけよりも、愛のあるセックスが一番気持ちいいって、ミチルが教えてくれたんだけど。」


そう囁くと、ミチルは顔が見えなくてもわかるくらい、耳まで真っ赤になってオレにギュッとしがみついた。






…やっべぇ…。
…かわいすぎだろ。






オレは、キスしたいのをぐっと堪えて、ミチルの不安を和らげる言葉を探す。





「…オレはミチル以外の女なんて触りたいとも思わない。」


「……。」

「ヤりたいなんて全く思わないし、事実ミチルに出会ってから、他の女とは一度もヤってねぇ。」


「………出会ってって…、付き合う前から…?」

「そう。」


「…ホントに?」

「ミチルに嘘つかねぇよ。」




オレがフッと笑ってみせると、ミチルはそれ以上何も言わず。

しばらくの沈黙が流れ…。







突然、顔を上げ潤んだ瞳で上目使いにオレを見たミチルが、



「…愛もテクも、両方あるのが一番いい…?」

真っ赤な顔でそんなことを言うから、





「…そういうこと言うなよ。」


必死に我慢してたオレの苦労は水の泡で。







ミチルを抱きたくてたまらなくなった…。





END.



[*前へ][次へ#]

4/5ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!