退院後、上※
オレ達の奇妙な関係はずっと続いていて、任務が終わると毎日必ずどちらかの家に邪魔しては分けもわからす抱き合った。
酷いときは玄関に入った途端、冷たい床を背にしたままお互いを貪りあうなんてこともあった。
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その日は任務が休みで、オレは日課の散歩に出掛けていた。
こういう日は大概ナルトと会うことはないんだけれど、商店街に差し掛かった辺りで偶然にも歩いているところを見つけた。
ナルトはひとりではなく、同期の仲間と楽しそうに笑っていた。
その様子が面白くなくて隠れて伺っていると、ナルトはそのうちのひとりを連れ出して、どこかへと駆けていった。もちろん、一体どこへ行くのかと疑問に思ったオレはこっそりとそのあとをつけて行った。
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着いた先でオレは驚愕の事実を目にした。
ナルトとソイツはどこか人目のつかない藪の中に隠れてしまうと、自分たちのモノを取り出して、お互いに興じ合い快楽を感じるように楽しんでいた。ナルトはソイツのモノを口にしながら自分のモノをいじり、気持ち良さそうに喘いでいた。
しばらく経って、十分満足したのか2人は身なりを整えると何食わぬ顔で別れていった。
驚きにその場を動けないでいると、今度はナルトは別のヤツを連れてきて同じようにヤリあっていた。
酷い幻術の中にいるんだと思いたかった。だから、何度も頬を常ってみたし、解の印も組んでみたが、これは紛れもない現実だった。
人影はなくなり、日が暮れ始めた頃、ようやくオレはその場を離れることができた。
ナルトのモノが撒き散らしてあるだろうそこへ少しだけ降り立ってみた。
鼻をつく嫌な臭いがした。
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