サスケってば本当に質が悪いbyナルト
「だあー―――!!苦しいってばよ!!!!!」
オレが勢いよく布団から飛び出したせいでサスケはベッドから落ちかけた。
けど、そんなん自業自得だ。
「そんなにのし掛かられたら息できねーってばよ!!」
オレは叫んでサスケを見るとサスケは目をパチクリとさせて驚いていた。
布団のせいで掠れてこもるサスケの声が余計甘く聞こえて、心臓が飛び出るかと思った。
本当に質が悪い。
好きだってわかってる癖に、そうやってオレが恥ずかしがって困るのを楽しんでるんだ。照れて赤くなって、オレが口ごもるのを見て喜ぶんだ。
それだけじゃない。
本当は、答えを聞くのが恐いんだ。
好きだって思ってるのは自分の思い違いだって気づかされたり、またヒトリになったり、置いていかれたりするのがイヤなんだ。
だから、わざとそうやって答えを焦らさせて、先伸ばししているんだ。
だったら、言ってやる。
サスケが満足するくらい、サスケの頭をオレでいっぱいにしてやるってばよ。
サスケが、オレ以外の事が考えられなくなるくらい。
サスケが、オレ以外愛せなくなるくらい。
オレが、サスケのこと好きだって。
大好きだって。
言ってやる。
「サスケェッ!」
オレはサスケの胸ぐらをつかんで引き寄せた。
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