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「全くなんなんだってば……ッ!」
サスケに頼ったオレがバカだった。
あのスカしたビビりくんが誰かのために行動するだなんて考えた方がどうかしてたんだ。
でも、サクラちゃんのためならサスケだって一緒に行ってくれると思ったんだ。
サスケは女の子をみんなキライだと思ってるみたいで、すぐに嫌な顔するし酷いことを平気で言ったりする。
だけど、サクラちゃんは一緒に7班としてやってきた仲間だ。誕生日くらい祝いたいって気持ちになるんじゃないかって思った。
それに、見てて分かる。サスケはサクラちゃんを特別視してる。他の女の子とは接し方が全く違う。だから、サクラちゃんのためなら、サスケだって行くんじゃないかって思ったんだ。
それに、何より、サクラちゃんはサスケに惚れている。そんなサクラちゃんがサスケからプレゼントもらったら、絶対に喜ぶと思ったんだ。
サクラちゃんが喜んでくれるなら……
って思ったのに!
なんだよバカサスケ!!
そう。
最初はそう思ってたんだ。
オレはなだらかな坂道を歩き続けた。
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