クラス替え
始業式に、ガヤガヤと生徒達が玄関前に溜まるのはもう恒例の行事だ。
玄関前に貼り出される複数枚の紙に群がる人々は、今年は誰と一緒になるのか、新しい友人は出来るのか、親友のアイツとは、クラスには馴染めるのだろうか……。
様々な期待と不安にに胸を膨らませ、みんなその紙に一喜一憂するのだ。
「うっしゃーッ!!」
一際高く聞こえたのは、うずまきナルトの声だった。
「1年間ヨロシクなッ。」
そう言って肩を叩いたのは昔馴染みのキバとシカマル。もちろんチョウジも一緒だった。
それに、ちょっと気になる女の子、春野サクラちゃんも同じだったし、先生も悪くない。
(なんかいいコトありそうだってば!)
さい先のいいスタートを切れたナルトは、喜びを胸に、玄関をくぐったのだった。
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