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Short Novels
SNOW MAPLE〜雪解け〜(オリジナル)





――今思えば、俺とアイツはどーゆーわけか知らんが最初から一緒だった。
俺の言ってる最初からってのは本当にそのままの意味で、産まれた時からってことだ。


同じ病院で同じ病室、そんで同じ日に産まれる――
ガキの頃にそれを知ったときは驚きつつも内心喜んだりしたもんだが、今になって考えると、神様なんていやしない存在を信じちまう程、出来過ぎた偶然だった。
しかも俺とアイツの家は隣同士。ホント、偶然とは恐ろしい。


俺とアイツは幼稚園から始まり、小学校、中学校さらには高校まで同じというわけのわからんデスティニー。
いやー、絶対神様いるよねこれ。
だってクラスが違ったときも一度たりとも無かったし。





つらつらとアイツとの思い出を辿っていくと、まずは幼稚園。
この時は男と女の差なんてほとんど無かったもんだから、どこにいくもなにをするも、いっっっっっつも二人で行動していたような気がする。
――ちなみに、この頃に交わした現実性のカケラさえ無い将来の約束なんてのは、俺の忘れたい過去ぶっちぎりでナンバーワンだ。




小学校の時、始めは幼稚園の頃の名残もあり特にこれといった変化は無かった。
だが、段々と俺とアイツの違いってのを年を重ねるごとに意識し始め、自然と俺はアイツと距離を置くようになり、卒業するには全くと言っていい程口をきかなくなっていた。
・・・・・まぁ、しゃーないって言ったらしゃーないな、うん。


んで、中学の時。
アイツと俺のぎくしゃくした関係に変化はなかった――いや、悪い方向にっていうのなら変化はあったか。
俺はサッカー、アイツは吹奏楽とお互いにやりたいことに打ち込んで、関係を気にしてる暇なんて無かったしな。
俺は俺、アイツはアイツで充実した日々を送り、そのままこれといって何も無く無事に卒業した。

――ちなみにアイツはというと、俺が言うのもなんだが・・・・・・その・・・・か、かわいさ?を増して、聞いた話によれば中3の終わりの頃は週一ペースで告白されるというとんでもないモテ期があったらしい。
・・・・・・俺は無かったというのに。
そんで、その中には、俺等の学年で女子に一番人気のあった奴もいたみたいだが、何故かアイツは誰からの告白も断り続けたらしい。

そんな俺とアイツの錆びついてしまった関係は高校でも変わらない――諦め半分、そんな風に思っていた。
だが、予期せず転機が訪れる事になった。
――それは、文化祭の頃の事だった。

文化祭委員――皆が楽しんで行う文化祭をやりすぎないように取り締まらなくてならないという、かーなーり面倒な役回りだ。
それだけあって最後の最後まで決まる事無く、それに業を煮やした担任はくじ引きで決めるなんつーことを言い出した。

まぁ、俺がほんの少し恨みがましく言ってるのは、見事にその当たり(むしろ外れ?)を引いてしまったからなのだが。

なっちまったもんはしょーがない、なんて思いながら盛大に溜息を漏らし、もう一人の運がない奴は誰だと辺りを見回してみれば、それは俺のとなり奴、つまりは――アイツだったわけだ。

いやー、この時ばかりは流石に運命って奴を呪ったね。
幼なじみ、と言えば聞こえはいいが、隣にいても全く口をきかないような奴とだぞ?
気まずいにも程がある。

そんなことを思いつつも、ほんの少しの期待を込めて、よろしくな、と声を掛けてみれば、うん、とただ一言だけが帰ってくるだけで、それ以上は続かなかった。
そううまくはいかないか、なんて思いながらこっそりと苦笑いを零す俺だったが――心の中で、アイツに対して今まで感じた事無い『寂しさ』みたいなものを感じていた。


――放課後。
文化祭委員の顔合わせということで、早速俺達に召集が掛かり、会議室へと向かう事となった。
その道中で交わした言葉はほんの少しで、とりとめもないものばかり。
それは文化祭委員の集会の中でも同じで、アイツは自分の仲のいい奴とばかり喋っていて俺とは一度も話をしなかった。
といっても、俺が気まずさに耐えられなくなって、隣の奴と話し始めたからなんだがな。

それはさておき、顔合わせと簡単な諸連絡を終えて、第一回のミーティングは幕を閉じた。
その頃には、冬真っ盛りの12月とだけあって外は既に薄暗く、星がぽつりぽつりとその姿を現しており、それを窓から眺めていた俺は――ふと、せっせと帰り支度をしているアイツに一緒に帰るか、なんて聞いてみる。
アイツは俺の言葉に少し戸惑ったような素振りを見せつつも、こくりと小さく頷いた。
それを確認して、じゃあ帰ろうぜー、と、いたって普通な声色で言った俺だったが、内心あの頃に戻れるんじゃないかなんて、少し期待していた俺なのであった。



















だが、現実は厳しい。
思っただけじゃ何も起こらないってのは、その通りだ。
俺達は、端から見て『本当に幼なじみか?』と思われてしまうくらいかなり微妙な雰囲気のまま終始無言で歩き続け――気付けば、既にお互いの家の前に到着してしまっていた。

やっぱあの頃みたいには難しいか、なんて思いながら小さく乾いた笑いを夜空に向けると、それは白い塊となって空に昇り、そして溶けんでいく。
俺がそれをぼーっと眺めていると――不意に、制服の袖を引っ張られた。
振り返ってみれば、そこには俯いたまま俺の制服の袖を掴むアイツの姿が。
どうしていいか分からない俺は無言の楓を、これまた無言で見つめ続けた。
・・・・・さて。無言の状態のままでどのくらいいただろうか?


「どうして――私を避けるの?」
「・・・・・・は?」


突然、小さいがはっきりと聞き取れる声で、アイツがそう言い放った。
だが、俺は気の抜けた声が出るだけで、質問に答える事ができない。
どうして、なんて言われても、俺には目の前のコイツを避けてきた覚えなど一つもないからだ。
そんな俺の無言を負の方向への肯定へと受け取ったのか、どうして、と語調を強めて俺の腕を掴んで詰め寄って来る。


「ちょ、ちょっと落ち着け!お前、いきなりそんな事言い出すなんておかしいぞ!?」


一度手を振り払って、落ち着かせようと目の前の奴の肩を掴む。
が、その手は乱暴に払われてしまった。


「おかしいのは亮の方だよ!!どうして私と距離を取るの・・・・?幼稚園の頃はあんなに仲良かったのに・・・・」
「幼稚園って・・・・お前なぁ。そりゃ、成長すりゃお互いに色々と変わってくるだろ」
「それは、そう・・・・だけど・・・・」


溜息を吐きながらそう言う俺に、そうじゃない、と目で強く訴えて来る――が、しばらくすると何かを諦めたのか、アイツの方も小さく溜息を漏らした。


「仕方ない、よね。やっぱり、自分の気持ちに素直にならないと・・・・・伝わるものも伝わらないし」
「・・・・・・楓?」


ブツブツと何かを呟くアイツ、楓を不思議がって眺めていると――突然、楓が俺に抱きついてきた。
いきなりの事でどうしていいたの分からず、自分の頬が紅潮するのを感じながら『か、楓?』とうわずった声で、楓の名前を呼ぶ事しか出来なかった。


「ねぇ亮・・・・なんで私が中学生の時、告白を全部断ったのか・・・わかる?」


先程とは打って変わって、何かを諭すように俺に話し掛ける。
だが、その時の俺にはそんなことをきにする余裕なんて全くなかった。


「な、なんでだと?そ、そんなの俺が分かるかよ」
「ふふっ・・・・それもそうだよね。うん、教えるよ。それはね――」


そこで一度言葉を区切って、顔を上げる。
楓の顔はほんのりと朱がかかっており、その瞳はまっすぐと揺るぎなく俺を見つめる。


「それは――私には、もう心に決めた人がいたから。ずっとずっと・・・・小さい頃から、ね。それが――亮なんだよ」
「え――?」


楓が微笑みながらそう言うと、心臓が今までの人生の中で一番高く鳴り響く。
頭の中で楓の言葉をひとつひとつ処理していく。

えーと、楓が告白を断り続けた理由ってのが既に心に決めた人がいるからであり、それが・・・・・俺?
・・・・は、話の展開が早過ぎて全くついていけないんですけど?


「ふふっ・・・・・どうしたらいいのかわからないー、って顔してるよ?」
「あ、当たり前だ!いきなりそんな事言われて動揺しない奴がいるかよ!?」
「まぁ、そうだよね。でも――」


俺からぱっと離れて、鞄を後ろ手に持ち替えて数歩後ろに下がる。


「亮のことが好きっていうのは――本当だから」


前屈みに上目遣いで微笑みながらまっすぐ俺を見つめ、もう一度そう言った。
また胸が大きく高鳴り、鼓動が速くなる。
この気持ちは一体なんなのだろうか?
経験した事の無い感情――俺はそれに戸惑いを隠せず、コンクリートか何かでガチガチに固められたかのように、ぴくりとも動けなかった。


「・・・・・か、楓・・・・」


取り敢えず楓の名前を呼ぶが――それ以上の言葉が続かない。
――胸が痛い。だが、それは苦しくも心地いい・・・・・
なんとなくだが、俺はこの感情が分かったかも知れない。
俺は・・・・・・もしかしたら、楓の事が・・・・・?


「・・・・・ゴメンね亮。こーゆーの迷惑、だよね」
「え・・・?」
「私、自分の事ばかりで・・・・亮の事全然考えてなかったよ」


楓の言葉で、一気に現実に引き戻される。
見れば、楓が少し寂しげに小さく笑みを浮かべていた。
――胸がズキリと痛む。


「いや、俺は・・・・」
「無理しなくて良いよ、亮。この話は忘れて?また明日からは『幼なじみ』、だよ」
「あ・・・・・」


『幼なじみ』――
それは俺が望んでいたモノ――ずっと取り戻したいと思っていた大切な思い出。
だけど、不思議と俺の心には――寂寥感。
今の俺は『幼なじみ』なんてモノに満足しちゃいない。
だというのに言葉を紡ぐ事が出来ない。
伝えたい事がある――なのに、俺の脳裏には何も言葉が浮かんで来ない。


「じゃね、亮。また明日」
「ッ――!」


楓が俺に背を向けてゆっくりと歩き出す。
引き留めようとするも――またしても身体が動かない。

動けよ――!俺の身体なんだろ!?
伝えたい事が――伝えなきゃいけない事があるんだよ!!

自分の思い通りにならない身体に悪態をつき、必死に身体を動かす。
――気付けば、俺の手は楓の手を掴み取っていた。


「りょ、亮・・・・?」


楓が驚いた表情を浮かべて、こちらに振り返る。
間髪入れずに、俺は自分の手で楓の身体をがっしりと抱き寄せる。
『りょ、亮!?』と楓が素っ頓狂な声を上げるが、抵抗しようとはしなかった。
俺はその事に少しばかりの安堵感を覚え――ふぅ、と息を漏らす。


「このままで聞いてくれ、楓。確かに俺は、お前の言う通りどこかでお前の事を避け続けてきたかも知れない」
「そ、その話はいいよ。もう終わりにしようって――」
「黙って俺の話を聞けッ!!」
「ッ・・・・!?」


俺が突然大声を出したせいか、楓の身体がビクンと跳ね上がる。
不器用だな俺は、と心の中で自分に悪態をついて溜息を漏らす。


「悪い、いきなり大声出しちまって」
「う、ううん。いいんだよ。それで・・・・亮の話って?」
「ああ。俺はお前の事を避けてきたかも知れない・・・・・だけど、俺には何でお前を避けてきたのか分からなかった。――今、その理由が分かったんだ」
「理由・・・・?」


楓が恐る恐るといった感じで、聞き返す。
俺は一度深呼吸して、本日最高潮に高鳴る心臓を少しだけ落ち着ける。
そして――俺は自分のありったけの想いを込めて、言葉を紡ぐ。


「俺がお前を避けてきた理由。それは――」



























――あの夜から少しばかり時が進んで、現在は12月25日。
世間一般で言うクリスマス、ってやつだ。

クリスマスってのは、一般的には赤い服を来た年齢不詳のおっさんが、原理不明な空を飛ぶトナカイとソリを使って子供のいる各家庭にプレゼントを無償で提供するという、これだけ聞くとメルヘンのカケラも無くいかがわしい話だ。
まぁ、簡単に言っちまえば子供にとってのハッピーデー。

本来はイエス・キリストの生誕を祝う日ってことらしいのだが、サンタなんて奇天烈な存在を信じず、そしてキリスト教徒でもなんでもない俺に取っては正直どっちだろうとどーでもいい、というかどっちだろうと興味ない。

・・・・そういえば、俺がサンタクロースってのを信じなくなったのはいつだったかだろうか?
覚えてないってことは相当昔なのだろう。どーでもいいがな。

とにかく!今日はめでたい日なのだ。色々と。

そんな日に俺はというと、例の文化祭役員の集まりがあり、つい先程まで学校に駆り出されていたのだ。ほんと、不幸だ。
まぁ、そんな不幸な奴はもう一人――俺の隣にいるのだが。


「結構長引いちゃったね〜。もう、外が真っ暗だよ」


ほぅ、と白い息を漏らしながら、楓が空を見上げる。
時間的にはまだ夕方くらいなのだからそう遅くはないのだが、今日は生憎の曇天というわけで、ただでさえ早い日照時間が一層短くなってしまっていて、もう真っ暗になっていた。


「そうだな。雨とか振ってきそうだし、さっさと帰るか」
「え〜〜!!折角のクリスマスだよ〜?外に出てるっていうのに、何もしないで帰っちゃうの〜?」
「だったら雨にでも降られて、風邪引いて冬休みを寝て過ごすか?」
「う、そ、それは嫌だけど・・・・・で、でもでも!折角、私達が恋人になって初めてのクリスマスなんだよ?亮はどう思ってるか知らないけど、女の子にとってそういう記念日はとっっっっっっても大切なんだから!」
「お、おう・・・・・」


『恋人』という言葉と楓の熱弁に気圧されて戸惑ってしまい、思わず頷いてしまった。
そんな俺を、本当に分かったの?と言わんばかりに、しばらく楓がじいっと俺の顔を見つめてたかと思うと――突然、クスクスと笑い出した。


「な、なんだよ?」
「ふふっ・・・・ごめんごめん。ちょっとあの時の事を思い出してさ」


あの時、とはおそらくあの夜の出来事の事だろう。
楓からの突然の告白に――俺も思わず色々と告白してしまったというう、今や忘れてしまいたいエピソードナンバーワンに陣取ったものだ。
・・・・・いや、本気で忘れたいとは思ってないけどな?

未だに笑いの止まらない楓に、小さく溜息を漏らす。


「そんな笑う事ないだろうが・・・・」
「だって、『お前の事が好きだから話し掛けるのが恥ずかしかった』なんて言うんだもん。亮って見かけによらずヘタレだよね〜」
「う、うるさいな!つーかヘタレって言うな!!」


俺が声を荒げると、『亮が怒った〜♪』と楽しそうに笑いながら駆け出す。
俺もそれを追いかけようとするが、突然楓が動きを止めて『あ』と声を漏らす。


「雪・・・・」
「雪?」


その言葉に空へと視線を移してみる。
降り始めだろうが、確かに小さな白い結晶がひらひらと舞い降りてきていた。


「雪だよ亮!雪だ〜♪」
「雪だけではしゃぎすぎだろ」
「だって雪だよ?雪〜♪雪〜♪」
「いや、はしゃぐ理由がイマイチ伝わって来ないんだが」


あはは、と本当に楽しそうに笑いながら、楓が雪が舞い落ちる中くるくると回りながら駆け回る。

朝から寒いとは思ってたが、まさか雪が降るとは・・・・ここでは珍しいな。
ん?つーことは、今日はホワイトクリスマスってことか?
・・・・・おいおい、できすぎた偶然だろこれ?

なんて事を思いながら呆れたような息を漏らしていると、先程まで犬みたいに駆け回っていた楓がその動きを止めて、鞄を持つ手を後ろに回して前屈みになった。


「雪が降るなんて寒いよね〜亮」
「俺は寒いが、お前は無駄にはしゃいでるから温かいだろうよ」
「えへへ〜、その通り!だ〜か〜ら〜・・・・」


楓が小走りで俺に向かって来る。
そして俺の目の前で一度立ち止まって笑みを浮かべ――


「おじゃましま〜す♪」


そう言って、俺の右側に回り込んだかと思うと――次の瞬間には俺の右腕は楓の身体に占領されてしまっていた。
突然の事に俺の思考は付いていけなかったが、取り敢えず自分の頬が紅潮していくのだけは分かった。


「お、お、おまおま!」
「オマール海老?」
「違うわ!お前、いきなり何するんだよ!?」
「何って・・・・亮が寒そうだったから。こうすると温かいでしょ?我ながら名案だと思うんだよね〜」


ぎゅっと腕を包む力が強くなる。
同時に楓の身体の柔らかさや匂いが一気に俺を襲ってきて、もう心臓がどうにもならないくらい暴れていた。


「め、『迷』案の間違いじゃないのか?さ、さっさと離れてくれよ」


主な理由としては俺の心臓が保ちそうにないから。

俺が動揺を隠せないままそう言うと、楓の口元がニヤリと緩む。


「あ、もしかして照れてる?」
「な――」
「あはは〜!図星みたいだね?かわい〜な〜亮は」
「ッ!う、うるさい!これで行きゃ良いんだろ!?」


俺も男・・・・いや、漢だ!
腹くくってやるぜ!

なんて思いながら、腕を組んだままで歩き始める。


「・・・・・ねぇ、亮」


歩き始めて少し経つと楓が話し掛けてきた。


「ん、なんだよ?」
「んと・・・・大好き、だよ。これからも――ずっと」


楓が少し照れながらそう呟く。
その言葉に――俺は呆れたように溜息を漏らした。


「俺もだ。俺も――楓のこと、大好きだよ」
「――うん」


俺の言葉に、幸せそうに微笑みながら頷いた楓は――冗談抜きで可愛かった。

















――あ。そういや、最初の方で神様呪ったろか〜みたいな事言ってたけど、前言撤回で。
今は、楓と出会えて本当に感謝してるからな。
お、そーいや良い機会だし、感謝の言葉でも神様に言っておこうかな。
・・・・・といっても、神様なんてもんに詳しくない俺には誰に礼を言ったら良いのやら。
・・・・・まぁ、一応クリスマスってことで、他の神様、勘弁して下さいな。




















――Thank you――・・・・・“Jesus”――・・・・・・

















〜fin〜




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