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Novel
スタートが始まる前に(4)
「三井、三井・・・」
途切れ、途切れに呼ばれる自分の名前を聞きながら、三井がやっと微笑んだ。
昔と変わらない、あの、眩しい笑顔で。
「三井、俺も、三井が好きだ」
頬を真っ赤に染めて、少し照れたみたいに、泣き笑った木暮がとてつもなく愛しくて、三井もまた、つられて笑った。
傷だらけで、前歯もなくて、お世辞にもカッコいいなんて、とても言える様な姿ではなかったけれど・・・君が幸せになれるんだったら、それでもいいよ。

*End*

2006.3.29.
初めて書いた三暮小説です。
ツッコミ所も満載ですが、それもまた気に入っています。
最後の科白は、お題配布サイト「snivelly」さまより拝借したものです。
ここまで読んで下さいまして、どうもありがとうございました☆*:・゜

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