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Novel
夏の日の記憶 (2)
「神さんっっ・・・!!今年の海南は最強す!だから、絶対インハイ行くっすよ!!湘北も、陵南も、みーんな倒して、俺らが・・・」



「・・・全国へ」
神さんが小さく呟いた。

「そう・・・全国」

最後の最後で神さんにおいしい所を持って行かれ、俺は思いっきりマヌケに神さんが言ったその言葉を繰り返した。

神さんは・・・神さんも、少し泣きそうな表情だった。

「当たり前、だろ」



開け放した窓から、6月の雨に紛れてどこか夏の匂いがした。


*End*

2007.01.06.

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