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Novel
ナマエ(3)
「・・・ゴメン。何か変に取り乱したりして・・・」
照れ臭そうに、木暮が言う。
同じ帰り道を、並んで歩きながら。
「気にするな。それより大丈夫か?」
「うん、おかげさまで。」
まだ少しバツの悪そうな顔で、木暮が続ける。
「なーんか、赤木には申し訳ない所見せてばっかだなぁ・・・」「それはお互い様だろう」
「・・・そう?」
「そうだよ」

お互い顔を見合わせて笑う、いつもの道。

この愛おしさが、あなたを幸せにしますように・・・

そんな途方もないなことを願った、ある夏の日。

*End*

2006.04.03.

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