他1
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「ぜはーっ…ぜはーっ……………」
「なァ、アマ公。もう諦めようぜェ?」
「ぜっっっつつっったいに嫌だ!!!」
――ただいま連敗中
「…何で…何で勝てないんだぁあッ!!」
ヨシペタイの入り口前で叫ぶ、一匹の狼………いや、大神がいた。
かつて、ヤマタノオロチを倒し、息絶えたとされる太陽神。
アマテラスである。
彼(または彼女)は悩ましげに頭をワシャワシャかき乱す。
「そんな事言ったってよォ…」
困ったような声がアマテラスの脳天から聞こえ、淡い緑色の光が、ぴーんと跳ねた。
「だって…だってぇ……!」
「お前なァ、何回障害物にぶつかってダメージ受けてんだよォ?それが原因だろ?」
「氷の地面は反則だよぉ…!!」
頭を抱え込み、呻くアマテラスに、淡い緑色の光………イッスンもため息をついた。
原因は3分前の出来事。
ヨシペタイをカイポクと一度共に走ると、“カイポクレース”とゆう物を出来るようになる。
カイポクレースは、危ない森――ヨシペタイをコースとした、カイポクとのレースである。
途中、お化けの木や、氷塊、大雪玉などが襲いかかってくる。
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