うちとBASARAと日輪の智将
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倒れたなつめを見つめる男がひとり。
「−−さて、信長公の御命令通り……行きますかね−−」
長い銀髪をもつ、その男は、小さく呟き、クックッと笑い声を漏らした。
男は、長い銀髪を揺らし、ゆらゆらとその場から去った。
狂気の笑い声を響かせながら−−−−
−−−−−−−
「…………………」
元就は一人、部屋で執務をしていた。
そして、ふと顔をあげる。
遅い。
いつもなら、「就ぃ!」とか言って、茶と菓子をなつめが走って持ってくる。
故に、盛大にこぼす事もあるのだが。
「…何をしておるのだ…?」
なつめは馬鹿だが時間は守る女だ。
元就は不審に思った。
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