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うちとBASARAと日輪の智将
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(…や…あの歌は何度も聞いちゃいけない気がする…!――今は、逃げよう…!)



なつめは逃げだそうと立ち、一歩踏み出した。



《キィンッ!!》


「!!」



目の前に現れたのは光の壁。



「なつめ。やっと見つけたぞ。」



元就は息切れしていた。



走り回って探したらしい。



「っ、就…。」


「どうしたと言うのだ。ザビー様が困ってらっしゃったぞ。」



元就がつかつかとなつめに歩み寄る。



「いやっ!!戻りたくない!!」


「!」



元就が足を止める。



「う……うちの事は…構わなくていいから…!就は先に行ってて…」


「だが「いいからッ!!」



なつめに言葉を遮られ、元就は黙り込む。



「そんなに嫌なのか?」



なつめは静かにうなずく。

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あきゅろす。
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