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うちとBASARAと日輪の智将
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「……ここに来てから、寂しくなかったわけでも、恐くなかったわけでもない−−」





「−−泣けなかっただけだよ…」





少しの沈黙。





「就は、うちみたいにならないで。まだ感情はある。−−−悲しいも辛いも、まだ心の中にあるでしょ?」


「………………。」


「……うちは、隠してない。心から表情を表せない…。出来るなら、うちも泣いたりしたいよ。」



なつめは猫をそっと下ろす。



「…隠してると、本当の感情も消えちゃうよ。だから、隠さないで、表して欲しい。…例え、感情を見せる相手がうちでなくても…」



元就の隣にそっと座る。



「………我は、独りでよい。」



ぽつり。と呟き、元就は少し厳しい顔になる。

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