うちとBASARAと日輪の智将 ページ:4 《…就のことだし、今眉間にしわ寄せて、怒ってるでしょ。…でもさ、わかって》 《あの人は、就と正反対な人だからこそ、就に必要な人になるよ》 「−−正反対…」 まるで、なつめと就のように。 《−−じゃあ、三つ目。…………》 なつめの声は、名残惜しそうに、哀しい声だった。 《−−向日葵の花言葉……忘れないで》 「……?」 《“あなただけを見つめる"………意味わかる?》 なつめの声が震える。 《−−うちが……大好きな就のことを生まれ変わっても忘れないように−−》 《うちが……心から愛してる就のことを……見つめてられるように》 嗚咽が聞こえ始めて。 《−−−最後に》 《就。うちね》 《就のこと、本当に好き。……この世界で会えてよかった。−−−ありがとう。》 そこまで言うと、なつめの嗚咽が酷くなり。 《−−…じゃ。“またね"…就。行ってきます》 ブツッ [*前へ][次へ#] [戻る] |